私の心が聞こえる?

INTRODUCTION

《キム・ナムギル》×《キム・ジェウク》2大イケメン・韓流スターが日本中の女性を虜に!

物語は、聴覚障害を持つ青年ドンジュと知的障害者の継父と暮らす女性ウリを主人公に、2人が愛によって心の傷や家族との確執など様々な障壁を乗り越え、周囲の人々の心をも変えていく姿を丁寧に描き出していく。刺激的な素材や少女漫画のような奇抜な設定のドラマが流布する昨今、駆け引きのない誠実でピュアな心で愛を育んでいく主人公たちのロマンスは、まさに韓流ファンが待ちわびていたドラマとも言えよう。主演を務めるキム・ジェウォンが「タイトルに惚れた」と言うように、「心の声が聞こえる」人であれば、たとえ耳が不自由でも、人生は温かで幸せなものになる。逆に、耳が聞こえるにもかかわらず、心の声を聞こうとする余裕がなければ、互いに理解し合うこともできず、人生は寂しく孤独なものになるだろう。主人公2人の汚れない愛は、そんな深いメッセージを見る者の心に真っ直ぐ伝えてくるのだ。“障害”という難しい素材を扱いながらも、押しつけがましさや特異性を感じさせることなく、ピュアなロマンスに昇華させている点でも心地よい。これには、『ラスト・スキャンダル』のムン・ヒジョンによる秀逸な脚本と、『ファンタスティック・カップル』で知られるキム・サンホ監督の丁寧な演出という最強の布陣の力も大きい。特に、ムン作家が物語に散りばめた「心の声」たちは、心に刻んでおきたくなるような名セリフが満載である。

これぞ《ラブ・サスペンス》の醍醐味。“ミステリアス”&“怒涛”の展開に引き込まれる!

男女の愛のみならず、本作の大きな核となるのが、“家族の愛”の物語だ。特に、母の再婚で家族になったウリと継父ヨンギュ、祖母スングムの“血の繋がらない家族”に見る深い絆と情愛は、日本でも大ヒットした『がんばれ!クムスン』に通じるものがあり、幾度となく泣かさせる。一方で、家族を捨てながら養母ヒョンスクの愛を必死で求めるジュナ(マル)とそんなジュナを陰で利用するヒョンスクの皮肉な関係や、実の母子でありながら歪んだ愛により溝ができてしまったドンジュとヒョンスク、ジュナ(マル)と彼を捨てた実の親の血縁家族による確執と葛藤など、真の家族のあり方を問う物語も胸に響く。“幸せな家族像”が提示された感動のラストは、涙なしでは見られない。愛する家族のために本当に必要なものは何なのか、何がしてあげられるのか、何をしてほしいのか。身近な存在であればあるほど、見失ってしまいがちな「愛」というものを、今一度考え直させてくれる秀作である。

切なくも美しい、そして“官能的”…ゴヌクの復讐に巻き込まれていく女たち。

第1話からグイグイと引き込まれる本作だが、それには子役・脇役の名演によるところも大きい。ヒロイン、ウリの少女時代を演じたのは、大ヒット映画『アジョシ』で、「繊細な感情表現ができる素晴らしい女優」とウォンビンを言わしめた天才子役キム・セロン。天真爛漫なヒロインを伸び伸びと演じ、その後の魅力へと繋げている。また、主人公の少年時代を演じたカン・チャニは、ルックスやちょっとやんちゃな雰囲気までキム・ジェウォンそっくりで話題となったほど。そして圧巻は、知的障害者の父親ヨンギュを演じたチョン・ボソクの名演だ。主人公の敵役で強烈な印象を残した『ジャイアント』とは一転、子供のようにピュアでありながら、一心に家族を思う温かな父親の姿を見事に演じ、物語の“良心”としてドラマ全体を底辺で支えている。さらに、ヒロインの祖母スングムには、『がんばれ!クムスン』のクムスンの祖母役などで知られるベテラン女優ユン・ヨジョンが扮し、情の深い演技で、随所で泣かせてくれる。主人公の母親ヒョンスク役には、『ごめん、愛してる』のイ・ヘヨン。圧倒的カリスマを放ち、息子を溺愛するあまり歪んでいく母の情愛を怪演している点も見逃せない。他にも、ヒロインに一途な想いを寄せる幼なじみのスンチョル役のイ・ギュハン(『私の名前はキム・サムスン』)、ヒロインの母ミスクを演じるキム・ヨジン(『宮廷女官~チャングムの誓い』)ら、演技巧者から個性派までが脇をしっかりと固め、主人公3人の物語に多様な色を加えている。

日韓共同制作《三重》《岐阜》《名古屋》などのロケーションで話題に

“元祖キラースマイル”として日本でも根強い人気を持つキム・ジェウォンの約5年ぶりとなる除隊復帰作としても話題を呼んだ本作。「心温まるヒューマンドラマがやりたかった」と語るジェウォンが選んだのは、聴覚障害者という難役。重いテーマのためか、これまでに障害者を主人公にした韓国ドラマは皆無に等しかったが、ジェウォンのもつ爽やかな明るさ、優しい雰囲気がキャラクターを輝かせ、“障害もの”という偏見なく物語にスッと入りこませてくれる。障害を読唇術でカバーするという設定のため、相手の口元を瞬きもせず見つめたり、自分の声さえ聞こえないストレス、それを周囲に理解されない悲しみの表現など、細やかな演技が見る者の胸を打つに違いない。そんな彼とピュアな愛の物語を演じるヒロインには、『ジャイアント』や『明日に向かってハイキック!』の好演で注目された新鋭女優、ファン・ジョンウム。初のヒロイン役に抜擢されたジョンウムは、亡き母が聴覚障害者、継父が知的障害者という特殊な境遇で育ちながらも明るく生きる女性を生き生きと演じ、物語全体の太陽のような存在となっている。さらに、陰の主人公にしてヒロインの義兄に扮した演技派ナムグン・ミンの好演も光る。知的障害を持つ父を疎み、家族を捨てた過去を隠して生きる青年の苦悩と寂しさを、抑えめの繊細な演技で表現し、多くの視聴者の涙を誘った。特に、彼の出生の秘密が明らかになる物語後半の、激しい怒りと深い悲しみを湛えた眼差しの演技には、心揺さぶられること必至だ。